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【医師監修】脱毛って結局効果があるの?効果が出る回数と期間の目安を部位別に徹底解説

【医師監修】脱毛って結局効果があるの?効果が出る回数と期間の目安を部位別に徹底解説

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  • ・掲載のサロンやクリニックについて、選定については編集部による調査により編集部独自の視点で執筆しております。
  • ・記事記載の効果効能や痛みには個人差があり保証するものではありません。
昨今では男女問わずに脱毛に興味を持つ方が増えてきています。同時に脱毛クリニックや脱毛サロンといった専門店も、街中で目につくようになりました。そもそも脱毛は、どのくらいの効果が期待できるのでしょうか?また、効果の出る回数や期間はどのくらい必要なのか、気になる人も多いでしょう。ここでは、脱毛の効果や施術回数、期間を詳しく解説していきます。ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
この記事の監修者
大井美恵子先生

女医によるファミリークリニック
院長 大井美恵子

URL:https://www.familyclinic-hiroshima.com/

■診療科:小児科・内科・皮膚科・アレルギー科

■所属学会
日本小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会
日本リウマチ学会、抗加齢医学会、広島県小児科医会
高濃度ビタミンC点滴療法学会日本アレルギー学会
日本小児皮膚科学会、日本小児科医会
赤ちゃん成育ネットワーク、点滴療法研究会

■経歴
広島大学附属幼小中高、金沢医科大学卒業
土谷総合病院にて初期研修、広島市民病院小児科勤務を経て姉妹で女医によるファミリークリニックを開業。
小児科内科皮膚科アレルギー科の診察を行う。

テレビ朝日、羽鳥慎一のモーニングショーやフジテレビ Live NEWS イット!などに出演、ラジオ、テレビ、WEBなど幅広く医療情報を提供している。

この記事でわかること!

脱毛効果はいつから実感できる?

脱毛効果は1回の施術では実感できず、何回か施術を行う必要があります。これには毛周期が関係しており、毛周期に合わせて脱毛を行うことで徐々に効果を実感することができます。ここでは、いつから脱毛の効果を実感できるのか、毛周期や脱毛の仕組みについてみていきましょう。

1回の施術では脱毛効果を感じられない理由

1回の施術では、脱毛効果を感じられないといわれています。なぜなら、人間には毛の生える周期(以下、毛周期)があり、これが毛穴によって異なるからです。毛周期には4つのサイクルがあります。

  1. 成長前期・・毛根から毛が生える期間
  2. 成長後期・・毛が栄養を供給し成長する期間
  3. 退行期・・・毛が抜け落ちる期間
  4. 休止期・・・次の毛が生えるまでまでの準備期間(毛は生えていない)

4つのサイクルの中で、照射して脱毛効果があるのは成長期の毛だけです。成長期は栄養の供給があり、毛が伸びる最中であるためメラニン量が最も多い時期です。一方、退行期・休止期は栄養を受ける細胞から毛が離れており、メラニン量が少なくなっています。詳しい仕組みは後述しますが、脱毛はメラニンに反応させる方法がほとんどですので、メラニン量が少ない時期の毛に照射しても効果がありません。

1回の照射で脱毛や抑毛・減毛の恩恵を受けることができるのは「いま見えている体毛」のうち「成長期」にある毛のみです。照射したその日に「成長期でなかった毛」にはアプローチできていないため、たとえ医療脱毛だったとしても「成長期でなかった毛穴」からはまた毛が生えてきます。このため、残念ながら1回では「自己処理がいらなくなった!」といえるほどの状態になり得ません。

脱毛の仕組みと毛周期の関係性

脱毛の仕組みと毛周期の関係性について解説いたします。レーザー脱毛の仕組みは次の通りです。

  1. 毛にレーザー(光)を照射し、毛根のメラニンがレーザー(光)を吸収する
  2. 熱が発生し、毛をつくるための細胞が破壊される(ダメージをうける)
     ※医療脱毛のみが破壊可能で、エステ脱毛はダメージを与えるに留まります
  3. 毛が抜ける

頭髪を除いた身体に見える毛のうち、照射に反応する成長期の毛は全体の20%程度だといわれています(このパーセンテージは部位によって異なります)。

全体的な脱毛・抑毛・減毛をするためには、残る80%もの退行期の毛、さらに休止期の毛穴にも照射する必要があります。このため、脱毛は毛周期(成長期)に合わせて定期的に何度も通わなければいけないのです。

照射した毛が抜け落ちてくる期間

照射した毛が抜け落ちてくる期間は2~3週間程度です。一般に、レーザー照射による熱で破壊される細胞・エステ脱毛の照射によってダメージを与えられる細胞は次の3つのいずれかです。

  • 毛乳頭
  • 毛母細胞
  • バルジ領域

3ついずれかの細胞を破壊したからといって、すぐに毛が消滅するわけではありません。レーザー照射後2〜3週間程度で、照射した部分の毛が抜け落ちます。これは濃い毛や産毛に限らず全ての毛にいえることです。早い人は1週間程度ですが、人によって差があるでしょう。

日本には「永久脱毛の定義」がないため、一般的にはアメリカで使われている以下の基準を満たした脱毛のことを永久脱毛と呼びます。

アメリカ食品医薬品局(FDA)~3回照射後、6ヶ月経過した時点で67%(2/3)以上の毛が減っている状態
米国電気脱毛協会(A.E.A)~最終脱毛の1ヶ月後に、毛の再生率が20%以下であること

毛が生えづらいという点で日本では「永久脱毛 = 医療脱毛」という印象が非常に強いです。
また、永久脱毛と呼ばれる医療脱毛も「絶対に毛が生えてこない」とはいえません。何年か後、ごく稀に産毛程度のものが生えてしまうことがあることは心に留めておきましょう。

脱毛後にも毛が生えてくる理由は?

脱毛後に毛が生えてくる理由は、効果的な照射ができなかった「退行期・休止期」の毛穴から新しく生えてくるからです。

上記で解説した通り、1回の脱毛施術では生えているうちの約20%の毛に効果があります。つまり残りの80%と、毛がなかった毛穴からは生えてくるわけです。

毛が生えてくるタイミングは個人によって変わりますが、毛周期が一周するまでの期間は1〜4ヶ月程度といわれていますので、1〜4ヶ月経つと新しく生えてくるケースが多いです。

また、レーザー脱毛機は毛根の中のメラニン色素に反応して、レーザーを照射します。毛根の中のメラニン色素が薄かった場合は、毛乳頭・毛母細胞・バルジ領域を破壊するまでに至らず、再び毛が生えてくる場合も考えられます。

エステ脱毛では「破壊」ではなく「ダメージを与える」に留まりますので、抑毛・減毛することは可能ですが、いわゆる「永久脱毛」は不可能です。このため、エステ脱毛は再び毛が生えてくる可能性は十分あります。

脱毛完了までの回数の目安は何回?

脱毛完了までの施術回数の目安は5回ですが、人や部位によって脱毛の効果が異なります。

先ほどの毛周期の説明の中で、1回の脱毛は全体の20%の毛に効果があると述べました。20%×5回の施術=100%になる、という計算は理解しやすいでしょう。

ただし、人によって毛周期や毛穴の数が異なります。その場合は施術の効果にバラつきがあるため、6〜7回程度の施術を必要とする場合もあります。

さらに、部位によっては完全な脱毛まで8〜10回程度の回数がかかるケースもあります。部位ごとの完了目安は次で解説いたします。

医療脱毛とサロン脱毛の回数目安

2022年1月に株式会社ライフアカデミアが公表した調査データでは、全身脱毛を完了するまでにかかった回数は以下のような結果になりました。

【医療脱毛(クリニック)】の回数

  • 7~10回(34.6%)
  • 3~6回(30.8%)
  • 11~14回(23.1%)
  • 19回以上(7.7%)
  • 15~18回(3.8%)

【サロン脱毛(エステサロン)】の回数

  • 19回以上(35.8%)
  • 11~14回(19.4%)
  • 15~18回(16.4%)
  • 3~6回(14.9%)
  • 7~10回(13.4%)

参照元:脱毛にかかる平均値段相場【全身・部位別に金額を公開】| スターセルフ(株式会社ライフアカデミア)

部位別にみる脱毛完了までの回数目安

また、部位別での平均的な回数目安は以下のようなデータがあります。

部位 医療脱毛 脱毛サロン
10回以上 20~24回以上
わき 6回以上 18回以上
Vライン 6回以上 20~24回以上
Iライン/Oライン 10回以上 20~24回以上
腕/足 6回以上 18回以上
お腹/背中/胸 8回以上 18回以上
おしり 6回以上 18回以上

※回数は産毛まできれいにできる目安回数です。

上記データでは、脱毛サロンよりも医療脱毛の回数が少ないことがわかります。そのため、医療脱毛の方が早く終わるイメージです。

脱毛の効果を実感しにくい部位

脱毛の効果を実感しにくい部位は、以下の5つと言われています。

  • 上腕部
  • 太もも
  • 体幹
  • うなじ
  • フェイスライン体幹

5つの部位に共通することは、産毛が多いことです。産毛が多い部位は、ほかの部位と比較すると脱毛の効果を実感しにくく、満足な効果を得るためには自然と施術回数が多くなります。

レーザーはメラニン色素に反応して熱破壊を起こします。メラニン色素が薄いと毛乳頭・毛母細胞・バルジ領域に熱が伝わりづらいく、発毛効果も薄くなります。しかしながら、効果がまったくないわけではありません。多少の脱毛効果はあり、繰り返しレーザー脱毛を行うことでどんどん細胞が弱まります。次第に毛は細く薄くなっていくでしょう。

逆に、ワキやVライン・スネなどはメラニン色素が多い部位です。施術が少なくても効果を実感しやすいでしょう。

剛毛の人と薄い毛の人で脱毛回数は変わるの?

結論からいえば、剛毛の人と薄い毛の人でも脱毛回数は変わりません。

剛毛だからといって、施術の必要回数が増えるわけではありませんし、薄毛だからといって必要回数が減るというわけでもありません。剛毛はメラニン色素を多く含んでいる証です。メラニン色素が多く、むしろレーザーにしっかりと反応してくれるため強く効果が発揮されます。

一方、薄毛の方は剛毛の方に比べるとメラニン色素が少ないため、産毛同様、比較的効果を実感しにくい傾向にあります。

ここまでの話だけでは「剛毛のほうが早く終わりそう」な気がしてしまいますが、脱毛の必要回数を左右するのはメラニンの多さだけではありません。

毛量の差でも施術回数は変わります。

基本的に、毛が多い方や毛が濃い方は毛穴の数が多いです。毛穴の数が多い方は、1回では照射しきれない潜在的な「未来の毛」も多い可能性があります。潜んでいる毛も多く、毛周期を考慮して照射しなければならない毛穴が多いことにより施術回数は多くなる可能性が高いです。

一方薄毛の方は毛穴の数が少ないため、数という観点から考えれば必要な施術回数は少ないはずです。

毛の濃さと毛量を考慮すると、結局さほど差が生まれませんので「剛毛と薄毛の人の施術回数は変わらない」といえます。とはいえもちろん個人差はありますので、ご注意ください。

脱毛効果はどのくらい持続する?

医療脱毛の場合、一度脱毛を完了した後の脱毛効果はほぼ永久的に持続します。そのため、数年後にもう一度脱毛を行うなどはなく、医療レーザーで処理を行った毛は先述した非常に稀なケースをのぞき生えてきません。しかし、美容脱毛の場合は永久脱毛ではなく、抑毛・減毛効果のため、継続的に通い続ける必要があるでしょう。

脱毛効果は、部位によって変わります。大きく2つに分けられます。

  1. 一度完了してしまえば生えない・・・・・・ワキ、ひざ下、Vライン
  2. 必ずしも二度生えないとは言えない・・・・上腕部、太もも尾、体幹、うなじ、フェイスラインなどの産毛

ワキやひざ下などは、毛がほか部位と比べて濃いため与えるダメージも大きく効果を得やすいです。反対に、上腕部、太もも尾などはメラニン色素が薄く、レーザーが反応しない場合があるため、効果を得ることが難しい傾向にあります。医療レーザーで脱毛を行う場合は、毛乳頭・毛母細胞・バルジ領域にある毛包幹細胞を破壊するので、ほぼ永久的に脱毛効果が続きます。

2.の部位を永久的に脱毛したい場合はメラニン色素と関係無い電気脱毛や蓄熱式脱毛を根気よく繰り返す必要があります。ただし、メラニン色素が薄いということは「目立たない」ということでもあるので、ある程度の毛が許容できる方は気にしなくても良いかもしれません。

脱毛は痛いほど効果があるって本当?

「脱毛は痛いほど効果がある」ということを聞いたことがある人もいるでしょう。脱毛の際に痛みを感じるのは、レーザーが照射されたときにメラニン色素が熱を発生させるためです。皮膚の奥にある毛根で発生した熱が周りの皮膚に伝わって、痛みを感じるということです。

医療脱毛によるレーザー脱毛機がレーザーを照射した際の熱は、250℃以上と言われています。ちなみにエステ脱毛の機器では、約70℃と言われています。温度が高いほうが痛みも大きいため、痛みが大きい方が効果があると考えるようです。ただし、痛み自体に脱毛効果があるわけではありません。

また、痛みの原因についてはレーザーがメラニン色素に反応したことによる熱以外もあります。したがって脱毛時の痛みの大きさと脱毛効果の大きさは、必ずしも比例するとはいえないでしょう。

「光脱毛」「レーザー脱毛」「電気脱毛」の施術を受けることで「熱傷(やけど)」や「肌トラブルのリスク」が発生する場合がございます。

高いエネルギーのレーザーを肌に照射するレーザー脱毛では、火傷を起こす可能性やそれぞれの脱毛を受けることで赤み、赤い腫れ、ヒリヒリ感などの皮膚トラブルが発生するリスクがございます。また医療脱毛にて永久脱毛を行った場合には毛が生えにくくなるため生やしたくなった際に思うように毛を生やすことが難しくなります。そのため、じっくりと考えた上で脱毛箇所や脱毛の種類を検討ください。

髭脱毛の際にはレーザー照射直後に、照射前に比べて髭が濃くなる状態が発生する場合があり、人によって毛質や肌質が異なるので、焦らず髭が抜け落ちるのを待ちましょう。毛をピンセットなどで抜いてしまうと肌トラブルや埋没毛の原因になる恐れがあるので注意が必要です。肌質が合わず蕁麻疹を発症してしまうケースもあり肌のパッチテスト等も事前に行うことをお勧めいたします。事前カウンセリングや施術前にこのようなリスクの事前説明がない医療機関、脱毛サロンは要注意です!

※最後に施術ではなく脱毛施術の契約や勧誘に関してトラブルが多く起こっているようです。サロンだけでなくクリニックも法の改正により一部の美容医療サービスにおいては一定条件を満たせばクーリングオフが適応されるケースがございます。全ての美容医療サービスの施術でクーリング・オフや中途解約ができるわけではありませんが困った際には早めに消費生活センター等に相談しましょう。

出典:国民生活センター

脱毛で痛みを感じやすくなる要因

脱毛で痛みを感じやすくなる要因は、熱のほかにも以下のようなものが考えられます。痛みの原因と対策について説明します。

痛みの原因 対策
肌の乾燥 保湿、スキンケア
肌の日焼け 日焼け止めクリーム
ホルモンバランスの乱れ 生理のタイミングは施術を避ける
皮膚が薄い部分への施術 麻酔を利用する

いくつか痛みの例をあげました。皮膚が薄い部分への施術に関しては自力での対策が難しいので医療脱毛を選択し、麻酔を利用しましょう。麻酔はクリームを塗るタイプや笑気麻酔があります。

医療脱毛とエステ脱毛の違いとは?

エステ脱毛の特徴

エステ脱毛の定義と目的は次の通りです。

  • 脱毛の定義・・・皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンで行われる光脱毛をいう。
  • 脱毛の目的・・・除毛・減毛

この定義は、日本エステティック振興協議会が厚生労働省の通知を受け、定めたものです。
エステ脱毛は約3年持続するとされています。ちなみに、医療脱毛は約10年持続します。
エステ脱毛の除毛・減毛といった効果は一時的です。医療脱毛と比べても長い期間、継続的に施術を続けていく必要があります。
エステ脱毛では医療脱毛のように永久脱毛はできません。毛の幹細胞を破壊せず、弱らせることで毛をなるべく細く薄くしていくものになります。
エステ脱毛と医療脱毛は目的や施術方法も異なります。どちらがご自身に向いているか違いをよく確認してから決めるのがおすすめです。

医療脱毛とエステ脱毛の違い

医療脱毛とエステ脱毛は、脱毛に対するアプローチが違います。医療脱毛はレーザーを利用し、エステ脱毛は光を利用して脱毛を行います。ここでは、医療脱毛とエステ脱毛の違いについて以下の項目を紹介いたします。

  • 1回あたりの施術の脱毛効果
  • 必要な脱毛回数・期間

1回あたりの施術の脱毛効果

医療脱毛とエステ脱毛のそれぞれ1回あたりの施術の脱毛効果は以下の通りです。

脱毛の種類 医療脱毛 エステ脱毛
波長 800~810nm(レーザー) 500~1,200nm(光)
範囲 狭域 広域
効果 部位に集中して作用 部位に広く優しく作用

医療脱毛のレーザーとエステ脱毛の光では波長が異なります。医療脱毛では部位にレーザーを集中的当てることで脱毛効果が高まります。エステ脱毛は広く優しく光を当てることで痛みが少ないです。

必要な脱毛回数・期間

医療脱毛とエステ脱毛のそれぞれ必要な脱毛回数・期間は以下の通りです。

脱毛の種類 医療脱毛 エステ脱毛
脱毛回数 5~8回 12~18回
脱毛期間 1~2年 2~3年

医療脱毛はエステ脱毛と比べて約半分の回数・期間で脱毛が完了します。根気よく続けられる方は別ですが、脱毛に時間を割くのもデメリットとなります。短期間で素早く脱毛を完了してツルツルの肌を得たい方は、医療脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。

エステ脱毛がおすすめの人

エステ脱毛がおすすめの人の特徴は以下の通りです。

  • 痛みが苦手な方
  • 毛量が少ない方
  • 根気よく脱毛に通い続けられる方

エステ脱毛は医療脱毛と定義や目的が異なります。永久脱毛を求める方には不向きかもしれませんが、除毛・減毛には十分な効果があるため、上記の特徴を持つ方にはおすすめです。ご自身がそうだと感じる方、除毛・減毛にチャレンジしてみたい方はぜひエステ脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。

蓄熱式脱毛は効果がない?

蓄熱式脱毛は効果が無いという意見を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。実際はどうでしょうか。蓄熱式脱毛と熱破壊式脱毛の2つを比較しつつ解説いたします。

  蓄熱式 熱破壊式
仕組み
  • 1本の毛に対し複数回照射
  • 弱いレーザーを断続的に照射
  • バルジ領域を徐々に温めて破壊
  • SHR式やTHR式と呼ばれる
  • 近年登場した方式
  • 1本の毛に対しワンショットで照射
  • 強いレーザーを集中して照射
  • 毛乳頭を含む毛包全体を一気に破壊
  • ショット式とも呼ばれる
  • 従来の方式
即効性 あまり実感できない 実感しやすい
痛み 多少熱さを感じる程度、痛みは少ない ゴムで肌を弾いたような痛み
温度
70℃程度 200℃程度

メラニンに反応する点は共通しておりますが、蓄熱式は熱破壊式に比べ緩やかに温度があがっていくので痛みを感じにくいとされています。

蓄熱式脱毛で効果を感じられない理由

蓄熱式脱毛で効果が感じられない理由は、脱毛の仕組みにあります。

蓄熱式は1本の毛に複数回、断続的に照射する方式です。すべての毛に対し同様の効果を出すことが非常に難しくなります。なぜなら効果を一定にしようとすると、1本1本の毛に対しまったく同じ回数照射するようなとくべつ丁寧な施術が必要だからです。

効果を全体的に統一するよう各クリニックで努力しているものの、機械の性能や、施術担当者で効果のバラつきが出てしまいます。このことから、蓄熱式脱毛では効果が感じられないという意見が出るようです。

なお、蓄熱式脱毛は温度が低いため、しっかり破壊できず、脱毛効果が低いという意見もあります。こちらは、65℃と低い温度でバルジ領域内の毛包幹細胞を破壊すれば毛が生えてこないという理論(※)もあり、蓄熱式脱毛も効果は見込めるといえるでしょう。※参照:G Cotsarelis, T T Sun, R M Lavker (1990) | National Library of Medicine

脱毛で効果がないと感じるその他の原因は?

脱毛効果がないと感じるその他の原因を解説します。

  • 脱毛直後である
  • 脱毛回数の不足
  • レーザー出力が低い
  • 自己処理を行った

脱毛直後である

そもそも脱毛直後は効果を感じにくいです。

レーザー脱毛後、すぐに全ての毛が抜けるのではなく、2~3週間するとレーザー照射時に成長期だった毛がポロポロと抜け落ちていきます。医療脱毛の場合、しっかりと熱破壊ができていれば毛根が破壊されているので生えてこなくなります。

ただ、レーザー照射時に退行期・休止期だった毛が成長期を迎えると再び毛が生えてきますので、レーザー脱毛を実施し、毛根を改めて破壊する必要があります。

脱毛回数の不足

脱毛回数が不足していることも、脱毛の効果を感じられない理由になります。

レーザー脱毛も光脱毛も、1度の施術で脱毛が完了することはありません。毛周期により、退行期・休止期の毛は時間が立たないとレーザーの効果が出ないからです。根気よく何度も施術を続けることでだんだんと毛が薄くなっていきます。

最終的に自己処理が必要なくなるまでか、完全にツルツルになるまで脱毛するかは個人の判断となります。

レーザー出力が低い

脱毛の効果が感じられない理由として、レーザーの出力が低いことが挙げられます。レーザーの出力の強弱は、施術者によって操作できます。施術であまりに痛みを感じる場合や施術を受ける方の肌が乾燥している際、やけどなど肌にトラブルが起きる可能性があるため、出力を調整します。

肌のトラブルを避けるため、脱毛効果を下げないためにも、脱毛時は保湿ケアをしっかり行うよう注意しましょう。また、クリニックでは麻酔も対応してくれるので、痛みの弱い方は相談してみましょう。

自己処理を行った

毛の自己処理を毛抜きやワックスを利用した場合も脱毛効果を感じにくくなります。

レーザー脱毛を行う当日までに、脱毛部位の事前シェービングが必要ですが、毛抜きやワックスを利用した場合は、レーザーの反応が悪くなります。毛抜きやワックスによって、本来メラニンに反応するはずだった毛根が先に抜けてしまい、脱毛効果が落ちるので注意しましょう。

事前シェービングの際は、必ずカミソリを利用するようにしてください。

脱毛効果をしっかり感じたいならクリニックでの施術がおすすめ

脱毛効果をしっかり感じたいならクリニックでの施術がおすすめです。

医療脱毛はエステ脱毛に比べて、即効性が高い施術を受けられます。約200℃のレーザー照射を受けるので痛みはありますが、脱毛効果もハッキリと感じられるでしょう。エステ脱毛も効果はありますが、抑毛・減毛となるため、永久的な脱毛効果を得ることはできませんし、脱毛の効果を実感するまでに長い期間が必要です。

医療脱毛を受けることができるクリニックを2選紹介しますので参考にしてください。

自由診療治療につきましては健康保険などの公的医療保険が全く使えないため、治療費が高くなります。
また一部の自由診療については医療費控除の対象となる診療もございますが医療脱毛においては美容目的の要素が強いため医療費控除の対象外になります。

参考:確定申告の基礎知識(freee医療費控除ヘルプ)より

エミナルクリニックメンズ

 

引用:エミナルクリニックメンズ公式サイト

エミナルクリニックメンズクリニックは男性専門のクリニックです。

ヒゲ脱毛、VIO脱毛、全身脱毛と豊富な脱毛プランがあります。

医療脱毛になるので痛みは感じやすいですが、無料で麻酔も用意しているところもありがたいポイントです。痛みが気になる方は麻酔の使用も検討するようにしましょう。

料金プラン

エミナルクリニックメンズ、バリュープラン情報

エミナルクリニックメンズヒゲ脱毛バリュープラン

4月4日より地域Bも対象となりました。対象地域はこちらをご確認ください。
※料金は予告なく変更される場合がありますので公式ホームページでご確認をお願いします。

コース 照射部位 回数 料金(税込)
ヒゲ
 
選べる3部位
(鼻、鼻下、あご上、あご下、おでこ、ほほ、もみあげ、首)
3回 8,400円

選べる6部位

(鼻、鼻下、あご上、あご下、おでこ、ほほ、もみあげ、首)

5回 57,200円

全顔8部位

(鼻、鼻下、あご上、あご下、おでこ、ほほ、もみあげ、首)

5回 79,200円
 
全身
10部位選択 5回 129,800円
全身 5回 159,500円
VIO
VIO
5回 78,000円

※対象院および最新の情報は公式サイトをご確認ください。料金は一括払いの料金となります。

◆クリニック情報

クリニック名 エミナルクリニックメンズ
脱毛方式 熱破壊式
営業時間 11:00~21:00 ※院によって営業時間は異なります
店舗数 57院(2024年1月時点)

出典:エミナルクリニックメンズ公式サイト

公式サイトで詳細を見る

ゴリラクリニック

ゴリラクリニックのブランドロゴ

引用:ゴリラクリニック公式サイト

ゴリラクリニックは男性専門の総合美容クリニックになります。脱毛以外にも男性美容に関する治療も受けることができます。

脱毛メニューに関してはヒゲ脱毛、VIO脱毛、全身脱毛はもちろんのこと、さらに細かい部位で鼻毛や耳毛の脱毛の施術も受けることができます。細かい部位にも対応しているのは魅力ポイントです。

割引も様々な種類があり、お得に医療脱毛施術を受けることができますので上手に活用しましょう。気になる方は公式サイトを確認してください。

◆料金プラン

コース 照射部位 回数 料金(税込)
ヒゲ
3部位
(鼻下・アゴ・アゴ下)
3回 ¥16,800
6回 ¥39,800
5部位
(鼻下・アゴ・アゴ下・
ほほ・もみあげ)
6回 ¥64,800
12回 ¥111,800
全身
全身 VIOなし 5回 ¥296,800
全身 VIOあり 5回 ¥362,800
VIO
VIO トライアル ¥25,800
5回 ¥99,800

※料金は一括払いの料金となります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

◆クリニック情報

クリニック名 ゴリラクリニック
脱毛方式 熱破壊式、蓄熱式
営業時間 9:00~18:00 ※院によって営業時間は異なります。
店舗数 21院(2024年2月時点)

出展:ゴリラクリニック公式サイト

公式サイトで詳細を見る

脱毛クリニックの基本施術フロー

STEP1

問い合わせ

STEP2

カウンセリング

STEP3

お申し込み

STEP4

施術予約

STEP5

来院 問診

STEP6

施術

※クリニックによりカウンセリング当日に施術可能な場合もございます。詳細につきましては各クリニックへお問い合わせください。

下の記事ではメンズ脱毛におすすめの医療脱毛クリニックをさらに紹介していますので、是非こちらも読んでみてください。

まとめ

脱毛には本当に効果があるのか、またどのぐらいの期間で効果を得ることができるのかなど、徹底解説を行いました。脱毛を行うとなると、医療脱毛にするか、エステ脱毛にするか迷うこともあると思います。その際には、脱毛の効果や施術期間、回数も含めて、ぜひ本記事を参考にしてください。

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