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【医師監修】脱毛中の日焼けはなぜだめ?どの程度なら大丈夫?

【医師監修】脱毛中の日焼けはなぜだめ?どの程度なら大丈夫?

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脱毛中に「日焼けは厳禁!」と聞いたことがある人もいるでしょう。脱毛サロンやクリニックのカウンセリングでも「日焼けには気をつけてくださいね」と説明を受けますが、なぜ脱毛中の日焼けはだめなのでしょうか。

実は脱毛中の日焼けは、皮膚トラブルや脱毛効果の減少につながる可能性が高く注意が必要です。本記事では、脱毛中の日焼けがだめな理由、日焼け対策、日焼けしてしまったときの対処法など詳しく解説します。

この記事の監修者
藤堂 紗織

Alohaさおり自由が丘クリニック
院長 藤堂 紗織

URL:https://aloha-saori-jiyugaoka-cl.jp/

■診療科:内科、皮膚科、美容皮膚科

■経歴
平成15年 日本医科大学 卒業
平成16年 日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
平成21年~31年 善仁会丸子クリニック 院長勤務
令和元年5月 Alohaさおり自由が丘クリニック 院長

■資格・所属学会
・日本内科学会認定内科医
・日本透析医学会、日本腎臓学会
・点滴療法研究会
・日本美容皮膚科学会

脱毛期間中の日焼けはなぜだめ?

脱毛期間中、うっかり日焼けをしてしまった!と焦った経験のある人もいるでしょう。

ここでは、日焼けがダメな理由について詳しく紹介します。

火傷のリスクが高まる

脱毛期間中に日焼けをすると、皮膚の火傷のリスクが高まります。紫外線を受けた肌は、皮膚組織のダメージを減らすためにメラニン細胞がメラニン色素を分泌します。日焼けをした肌は、メラニン色素が増えている状態です。脱毛の施術で照射するフラッシュやレーザーは、メラニン色素に反応して熱を発生させ、毛の成長に関わる細胞や組織にダメージを与えます。

そのため、本来照射する部分以外のメラニン色素が多い肌にも照射されてしまう可能性があり、肌に大きな負担をかけてしまいます。

照射した際に痛い

日焼けをして紫外線ダメージを受けた肌は、刺激に敏感になっています。フラッシュやレーザーがメラニン色素に反応するときには、パチンとゴムで弾かれるような痛みと熱が発生します。

脱毛の施術は、皮膚への刺激となるため、普段に比べてデリケートになっている状態の肌にさらなる刺激を与えることになり、少しの刺激でも痛みを感じやすくなります。

効果的な脱毛ができない

光脱毛、レーザー脱毛は黒い色素に反応します。日焼けにより肌が黒くなってしまうと、肌に反応してしまいますので、肌へのダメージを考慮してやむを得ず出力を下げなくてはならない可能性があります。出力が下がると、そのぶん脱毛の効果を得られなくなる恐れがあります。

また、肌全体が黒くなると不必要な範囲にまで広く照射してしまい、光が分散されて効果的な脱毛ができなくなります。

肌トラブルにつながる

日焼けは、肌が火傷をしている状態です。ダメージを受けている肌に脱毛の施術を行うと、肌が荒れたり、赤みが出るといった肌トラブルにつながります。

脱毛の状態によっては日焼けが治まるまで施術ができなくなる場合もあるので、十分に注意してください。

日焼けで脱毛を断られた!どのくらいがNG?

たとえ脱毛期間中に日焼けをしてしまっても、肌色に変化がなければ、施術を受けられることがあります。

買い物や洗濯など、日常生活で紫外線を受けた程度で、赤みやひりつきなどの炎症がなく、色にも変化がないのであれば、ほとんどの場合大丈夫です。

脱毛する部分でなければ日焼けしてもよい

脱毛期間中に日焼けをしてはいけないのは、脱毛している部分だけです。たとえば顔を脱毛中なら、顔の日焼けは避けたほうが良いですが、足の日焼けはOKという具合に、部位が違えば問題ありません。

ただし広範囲に日焼けすると、体が熱っぽくなって倦怠感を覚えたり、頭痛がしたり、体調不良になることがあります。体調が悪い場合は施術を受けられないことが多いので、注意が必要です。

脱毛期間中に行いたい日焼け対策

脱毛期間中は、日焼け対策が必須です。次に日焼け対策をご紹介します。

日焼け止めを使う

誰もが簡単にできて効果が高い対策グッズが、日焼け止めです。日焼け止めは、肌に密着して、紫外線から直接肌を守ります。

日焼け止めを塗るときのポイントは、適量を取り、まんべんなく広げることです。使用する量が少なすぎては十分な効果を得られないので、日焼け止めに書かれている適量を守るようにしましょう。2〜3時間おきに塗り直すと、効果を持続することができます。

しかし、後述するように脱毛当日の使用は控えた方がよいので注意してください。

帽子や日傘を使う

日焼け止めと合わせて使いたいのが、帽子や日傘などのグッズです。紫外線を遮り、日焼け止めと合わせることでより効果的な紫外線対策をすることができます。

ほかにも、サングラス、グローブやアームカバー、UVカット加工のされた衣類など、さまざまなグッズがあります。脱毛する当日は、このように日を遮るグッズを使用して対策してください。

紫外線の強い時間帯の外出を控える

紫外線が強い季節には、紫外線が強い時間帯には外出を控えるようにするといいでしょう。

紫外線は陽が降り注いでいる間はずっとありますが、特に強くなるのは、午前10時から午後14時頃です。紫外線の量は、季節によっても変わります。日本では、3月頃から急激に強くなりはじめ、5月から7月頃に最も多くなります。ピーク後は徐々に減っていくものの、10月頃までは油断できません。また、南に行くほど紫外線が強くなり、沖縄では北海道のおよそ2倍となるので、日常からしっかり対策をする必要があります。

脱毛の前後2週間は日焼けに注意

脱毛をする前に日焼けをすると、施術を受けられなくなる可能性があります。特に施術の1週間前は、紫外線による肌の炎症が施術日までに治らないことが多いため、注意が必要です。

施術の後は、施術によって肌がダメージを受けている状態です。火傷しやすかったり、赤みや腫れが現れたり、トラブルのリスクが高まります。しっかり紫外線対策をして、屋外プールや海辺のような長時間日差しにあたるアウトドアに出かけないようご注意ください。

脱毛期間中に日焼けしてしまったときは

 

脱毛期間中でありながら、思いがけず日焼けをしてしまった場合は、早めの対処が肝心です。簡単にできる対処法をご紹介します。

日焼け部分を冷やす

日焼けをすると肌が炎症を起こして、熱を帯びます。冷やすことで炎症を抑えることができるので、日焼け後に肌に熱がこもる感じがあれば、冷たいタオルなどを当てて肌を冷やしましょう。保冷剤や氷の場合は、直接肌にあてるのではなく、タオルなどを巻いてから当てるようにしてください。

保湿ケアを行う

日焼けをすると肌に熱を持つため、皮膚が乾燥しやすくなります。そのため、日焼けをした後にはたっぷりと保湿をすることが必要です。

特に日焼け後は水分不足になりやすいので、化粧水を十分に浸透させましょう。化粧水が浸透しづらいときには、保湿化粧水を塗る前に導入化粧水などを使ってあらかじめ化粧水の通り道を作ると効率的です。

化粧水の後には乳液やクリームなどの油分で毛穴に蓋をします。水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかくする効果があります。

ビタミンCを補う

ビタミンCには、メラニンの形成を阻害する働きや、肌の水分量を調整するセラミドの合成を促す働きがあります。そのため、日焼けによって形成されるメラニンを少しでも抑える効果や、ダメージを受けた肌の回復機能やバリア機能を高める効果が期待できます。

ほかにも、ビタミンCには、コラーゲンの生成を促進する役割もあり、肌に弾力やハリを与えるといった美肌効果も得ることができます。

ビタミンCを取り入れるためには、ビタミンCが豊富な野菜、果物など多めに摂るように心がけましょう。ほかにもビタミンCのサプリメントもあります。

日焼け後2週間は脱毛を控える

日焼けをした後の肌は、紫外線ダメージを受けてデリケートになっています。赤みや痛みがあるときは特に炎症が強く起きているので、炎症が落ち着くまで施術は控えましょう。目安は2週間ですが、ひどい場合は長引く可能性があります。判断がつかないときは、サロンやクリニックのスタッフの方に相談してみてください。

脱毛と日焼けに対するよくある疑問

脱毛中の日焼けや日焼け止めの使用などについて、よくある疑問にお答えします。

日焼け止めを塗ったままの脱毛は可能?

日焼け止めを塗ったままで脱毛の施術を受けることはできないケースが多いです。日焼け止めが毛穴を塞ぐため、肌に照射しても思ったような脱毛効果が現れない場合があります。また、フラッシュやレーザーが日焼け止めに含まれている成分と反応し、肌トラブルにつながる可能性もあります。

脱毛の施術前には、日焼け止めは落とすことを推奨している脱毛サロン・クリニックがほとんどです。

日焼け肌でも大丈夫なサロン・クリニックもある?

サロンやクリニックで使われている多くの機械は、ムダ毛のメラニン色素に反応してダメージを与えるものであるため、日焼けしている肌に使うことはできません。しかし、SHR脱毛(蓄熱式脱毛)の機械を使えば、色黒の人や、日焼けして肌色が黒くなった人にも使うことができる場合もあります。

SHR脱毛は毛乳頭や毛母細胞など、発毛や成長を促すバルジ領域に低温でアプローチする脱毛方法ですので、高い温度を必要とする他の脱毛方式よりも日焼け肌へのリスクが低いです。しかし、肌の状態によっては難しい場合もありますのでいずれにしてもサロン・クリニックにしっかりと確認する必要があります。

脱毛後も日焼けしちゃダメ?

何度もお伝えしていることになってしまいますが、脱毛をした後は、肌がフラシュやレーザーによってダメージを受けている状態です。デリケートになっているので、乾燥しやすく、紫外線の影響も受けやすいため、先述した通り日焼けは避けましょう。

肌荒れから毛穴の炎症につながると、ヘアサイクルにも影響が出ます。定期的に脱毛の施術を受けていても、十分な効果を感じられないことがあるかもしれません。

まとめ

脱毛期間中の日焼けは、脱毛の施術を断られる場合があることに加え、もし施術をうけられたとしても皮膚トラブルのリスクが高まります。

皮膚が真っ赤になる程日焼けをしているときは、すでに紫外線で火傷をしている状態です。脱毛期間中の日焼けには十分気をつけましょう。

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